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モノポリー部


記念すべき第一回活動

部活第一回目



さあ、記念すべき第一回目のメンツは・・・。
場所
  O氏の新居。
人数
  4名(O,i,T,NOV)
状況
  いい感じ (飲んで)
順番
  iから右回り。

誰かが破産した時点で
終了とする。

こんなかんじです。

ゲーム開始


第一回目の今回はO氏の新居にて行うこととなった。
まず、モノポリーをする前に気分を高揚してもらうため、
私は事前にアルコール類を大量に購入し、前線に投入した。
皆、当然私も含めアルコールの血中濃度が上昇するにしたがって、
「うえっへっへっへ」
などと、意味不明の言語を発するようになり
場もだいぶ盛り上がってきたようである。

実は今回はO氏には帰宅前に、
「みんなでお酒でもたしなみましょう。」
などと言う体裁の良い事を言って混乱させ、
情報戦の様を呈していたのだが、友軍であったお嫁さんiが
突然謀反を起こし、携帯電話装置にて密告。

「もしもし?NOVさん、
モノポリー武装していますヨ。」

それを聞いたO氏、我々に対しこの様に宣戦布告してきた。



「丁重に
お断りしなさい。」



しかし、我々はすでにO氏の新居にてまちぶせている。
彼とて、ここ以外に帰るあてもない。まるで
高速道路の検問のようである。

しかして、O氏のご帰宅となったわけである。私は、
「やぁ、お仕事ご苦労さん。疲れてない?
疲れてたら遠慮するよ。」
などと心にもないねぎらいの言葉を発し、返って、
断りずらい様にした



さて、今回は実質2回目という事もあり、
初期のお金の分配(最初に1500ドルもらえる)なども
早々と終え、各自用意が調ったところで、
私はOに対し、どさくさに紛れこう告げた。

「Oがモノポリー部の
部長ね。」

パールハーバーもこの様にして陥落したに相違あるまい。
もちろん、また断りずらい様に部長特権としてゲームの
スタート地点を彼の前に移動し、多少の優越感に浸らせた。
あとは、実生活でも部長にまで昇進していただけるとなお良い。
最終的に部長職の肩書きが「モノポリー部 部長」では体裁が悪い。

そして熾烈な土地転がしゲームの始まりとなったわけである。

4〜5巡目あたりでの戦況は、ややO氏有利かと言ったところ。
i、t、そしてNOVは勝機を虎視眈々と狙っている状況。

10巡目あたりから、各自の戦略方針が浮かび上がってくる。

Oはオレンジの土地が後一枚でそろう感じ。そのほか
鉄道1まい、その他の不動産を1〜2件所有。

iは公共事業(水道、電気)と土地はバラで3〜4件所有している。

tは運良く2つの物件がどちらも後1枚でそろうようだ。

NOVはなぜかいつも鉄道王。後1枚でそろう。
その他の土地を2件ほど所有していた。

この様にそれぞれが独自の路線を突き進む中、
それはいつものように突然おこった。
Oが後1つでそろうというオレンジの土地をiが購入したのである。
すかさずiがOに、若干足元を見ているかのように、
居丈高にこう告げた。


「あなた、
これが欲しいんでしょ。売って欲しいなら400ドルね。」


O氏は今までの生き方もそうであったが、それは
モノポリーに対してもそうだった。
「うーん
ちょっとまって。もう少し考える。」


振り返ると、彼がデジカメや携帯電話を購入するときも
「いやー、〜買おうと思ってさー。」
などと発言した後、即座にそれを実行した目撃例は
過去に少ない。皆が携帯を機種変更し、沸いていた頃、
彼は、「俺も変えるわ。」などと言っておきつつ、
結局変えず、時季はずれになって実行し

「携帯変えたよ!!」

「あ・・・そうなんだ。」

と言う事態を招いたりした。

私は彼に何か不幸なトラウマが有るのではないかと内心
心配しているのだが、彼はそれに気づいていないようでもあった。
だが、その慎重すぎかとも思える性格が今の幸せすぎる
生活を彼に保証しているのも事実であり、本人はそれで
納得しているのかもしれない。

そんな中、tが着々と物件をそろえ、家を建てている。
NOVはOから鉄道を交渉によって譲り受け、鉄道を支配した。
鉄道が全部そろうと、そこに止まった人から200ドルもらえるのだが、
いかんせん場所がまとまっていないので、水物である。
O、iも物件が固まりつつある。先ほどのオレンジの土地をのぞいて。



自分の物件に家を建造すると、滞在費がその件数分だけ
どんどん加算されていく。何も建てていないときと、
家を4つ建てているときでは、その差は実に30倍以上になる。
最初10ドルの滞在費が、300ドルにまで跳ね上がるのである。
要は何とかして物件をそろえ、家を建てないと勝てないのである。
此の時点で家を建てているのはt一人である。
そして、そこから此の戦争の悪夢が始まった。

先ほど家を建造したtの土地に、そのほかのメンバーが
止まりだしてきた。彼女は誰かがそこに止まるといつも
恍惚とした表情を浮かべつつ、その不幸な旅行者に
こう言うのであった。


いらっしゃい。


なにせ値段が通常価格の30倍である(当社比)。
ぼったくり禁止条例もここまでは効力を発揮し得ないのである。
そしてその金を元手にして家を取り壊し、ホテル建造に
着手しだしている。非常にまずい状況だ。

先ほどから見ていると、皆の止まるところと言うのは
なぜか流れのような物がある。O氏の買い渋っていた
オレンジの土地にみなよく止まり、滞在費を支払っている。
NOVなどはもう3回ほど寄らせていただいている始末だ。
それを見てiがO氏にまた交渉しようとした。

当然、彼がその土地を高価ながら手に入れれば、そこに家を建造し、
この絶望的な戦況を打破するのも不可能ではない。
その一枚のオレンジの土地は、腐海が溢れ、
オームの大群が街を飲み込もうとするその刹那、
ナウシカをその中に突っ込んでやるようなものである。
みながよくここに止まるのも実証済みだ。
iにとっても、此のホテル乱立時代にあって、
手元に幾ばくか現金が欲しい所でもある。交渉は成立し、
Oの快進撃が始まるのでは・・と皆が思っていた。

その時 i は見てしまったのである。
彼の手元には開始当時1500ドル有った現金が、現在
6ドルしかなくなっていることに。


オームが来る前に時間稼ぎで巨神兵を出そうと思ってたら、
「腐っちゃってた。」のである。


「も〜っ!だからさっき買えば?っていったでしょ!」
iの目も怒りで攻撃色になっている。もう虫笛も効きそうにない。
しかし無い袖は振れぬごとく、O氏も先ほどtのホテルに直撃し
根こそぎ資産を持って行かれた経緯がある。そう、
彼も被害者なのである。戦争とはそういう物なのである。

40巡目ほどになって、すでに形勢は逆転し得ない状況になってきた。
O、i はtのホテルを使用しすぎたことにより、その資産の
ほとんどを抵当に入れている状態。つきあい始めたカップルの様だ。
i は何回かはその理不尽なほどのホテル料金をかわしたが、
ここへ来てどちらもあと1回tのホテルに泊まれば破産である。
NOVは鉄道経営の利益により、細々といきながらえている。
出来うれば、鉄道職員を300人くらい解雇したい気持ちだ。
tは多額の滞在費を皆から巻き上げ、それでホテルを
建造し、資産が雪だるま式に増えている。見ると、
紫、ピンクの土地にすべてホテル、赤の土地にも家が4建づつ
建っている。宮の沢のホテル街さながらである。

Oの順番が来た。彼の前にはホテル街が待っている。
彼がもう死にたがっていることは、誰の目から見ても
明らかであった。先ほどから何回も「これで終わりだな。」
と言いつつも、さいころの目はいつも彼をその死線から救い出した。
彼の内心はこうであったろう。


「おい、それは俺の患者だぞ!そいつは死にたがっているんだ!」

「Drキリコ!私は彼のご子息から正式に依頼を受けている。この患者は死にはさせない。」

「昔私は軍医だった。その時みんな私にこう言った物だ・・。
『ああ、先生、ありがとうございます、これで楽になりました』ってね。」


「そうはいかない。なんせ私はもう1億円受け取っているんだ。」


「じゃあ、皆さん、さようなら・・・。  あっ!」
Oは今回も
死にきれずに助かったのである。皮肉な物である。

i の番だ。彼女も状況は同じである。しかし彼女は苦難を
物ともせず、生きようとしているではないか。尊きはその精神の
誇り高きが故である。しかし、運命は悲哀な物である。



「1、2、3、4、・・・。
あっ!



直撃であった。いくらアシタカヒコが「生きろ。」とかいっても
広島型原爆の爆心地にいては、誰も生きてはいけないのである。

活動結果


O
 虚ろ。

i
 tの直撃にて死亡。


  連邦軍。

NOV
  鉄道経営に失敗し
  不信任案成立。

今回はこの様な形で幕を閉じることとなった。
ちなみに、次回も当地にて行う予定であったため、
嫌がるO氏をしり目に、「モノポリー」を
強制的
埋設してこの場を去っていった。


次回予告




「まってください!兄さん!」

「木馬からは降りろと言ったはずだ。」

「兄さん!キャスバル兄さーん!」


鮮烈な兄と妹の出会い。
そして別れ。
時代は、いつこの者たちに安住の地を与えるのか。

次回、「モノポリー姉妹品『PC版モノポリー2』」

ご期待下さい。


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